研究でも仕事でも、すぐに成果を出すことは難しい。
急いで急いでがんばっても、自分が期待している以上のスピードでものが進むなんて事はまずないし、仕掛けてばかりで周りを見ずに突っ込んだ挙句に失敗することも多い。経験上、頭が焦ってしまうと、まともな思考力が働かないし、ろくなことはない。

でも、そうはいってものんびり構えていたら、何にも前に進まないのも事実。
特に厄介なのは、バランスを取れているなとか自分で思っているときには、まず間違いなくスピードが遅すぎだということ。
最前線で勝負を続けるためには焦ってはいけないのだけれども、一方で全速力で進まなくてはいけないのだ。
会社の期首の時期(つまり今だ)は、毎年焦りがちなで、自分を落ち着けながら鞭を打つという一見矛盾したような感じになる。

言うまでもなく、自分が今、焦っているかを把握することも、とても大切。
その昔、セルフコントロールの本を何冊か読んだことがあって自分にあった自分の見つめ方みたいなものをいろいろ試したことがある。結局、良くわかりませんでした、というのが結論だったんだけど、それでもいくつか今でも実践している癖みたいなものもあって、なんかうまくいかんな、というのが一杯になってきたら急に思い出したりする。個人的には、筋トレやランニングなんかも、自分と向き合うには良いアクティビティ。

ところで、大学時代から植物をいじってきて、今でも趣味で(たまに仕事で)植物を育てているわけだけど、最近、植物で実験しているときの時間の感覚が、いま自分の仕事の時間のイメージに似ているな、と感じることがある。1シーズンに1回の集中のものもあれば、毎日水遣りのものもある。そういうのの全体マップをいつもイメージしながら、研究室時代は温室の中の植物を、今は仕事や観葉植物に向き合っている。
植物屋ならではのモノサシで、仕事を計っているわけだけど、残念ながら、こういう感覚はなかなか人に共感されにくい。