リバネスという会社が始まって、今年の6月で11年になる。
思い起こせば、11年前、僕は生命科学系の修士2年生だった。
当時は、博士課程への進学に迷いながら、自分がこの先どういう人生を歩むのか、どちらかというと流されるような雰囲気の中で日々を送っていた。反省。

僕の大学院生活を大きく変えたのは、リバネスの仲間との出会いだ。
ビジネスをするという未知の挑戦の中で、自分自身の心のスイッチが入った瞬間は、今でもはっきりと覚えている。
その瞬間、僕を取り巻く周りの環境すべてが変化した、と感じた。
きっと本当は、環境が変化したのではなくて、僕自信が変化したんだと今は思う。

もともとのラボの友達だったり、後輩だったり、そういう周りにいる多くの人たちが、共に戦う同志になった。
僕らはみな理工系の大学院生で、当時だって取り巻いている環境は決してよいことばかりではなかったのだけど、それでも僕らの未来は明るく、世界は輝いていた。

11年後の今、相変わらず、当時の仲間と挑戦を続けている。
常に真剣に議論し、変化することを恐れずにやってきた。
だから、今年もうひとつ突き抜けるために、これまで以上にリバネスの仲間ひとりひとりと向き合おうと思っている。すべての答えは、きっと僕らの中にある。
これまでだって仲間を信じてやってきた。そして、これからだってこのチームで戦っていくんだ。

そして、変化にとんだ刺激的な研究者が、がんがんリバネスに入ってきて欲しいと思っている。
そういう刺激を求めているし、そうやって進んでいった先の未来は絶対に明るいんだ。