リバネスには、日々たくさんの学生たちが訪れてくる。
起業したい、教育から世の中を変えたい、自分を鍛えたい、 それぞれが持っているモチベーションや目指す将来像は多様だけど、みなアクティブに未来について語ってくれる。
そんな中でも、特に学部の若い時期から研究活動に参加して、その成果で世界と戦おうとしている学生集団がiGEMに参加する学生たちだ。

iGEMは、wikipediaによると、「The International Genetically Engineered Machine competition (iGEM) は、マサチューセッツ工科大学で毎年11月ごろ開催される合成生物学の大会である。主に大学生や大学院生が参加し、合成生物学の大会としては世界最大規模を誇る」という大会。細かい説明はオフィシャルページに任せるとして、こういうワールドワイドなコンテストは、面白い&意味深いと思う。

ただ、良い取り組みである一方、参加のハードルはなかなか高い。というのも、この取り組みは大学のカリキュラムや研究の一環で行われているわけではないので(もしかしたら公式に取り組んでいる大学もあるのかもしれない。学生たちの話を総合すると大学によって体制はずいぶん異なるみたいだ)、iGEMに参加する学生たちがまず直面するのが活動資金の問題である。1年間という限られた期間を考えると決して少なくない時間を彼らは金策に費やす。金策の中から学ぶものもあるのは確かだけど、iGEMの本質は別のところなのは言うまでもない。

それで、昨年までは個人的に試薬会社の社長さんに協力してもらったりしてiGEMに参加する学生たちの支援をしてきた。ただ、参加チームも年々増えてきたみたいだし個人的支援で継続するのはさすがに難しくなってきた。それで、今年は学生たちのプレゼンの機会をいくつか準備してそこに知り合いの社長さんたちに集まってもらったりしながら、組織的な体制づくりを試みた。結果としては来年に繋がるステップを進めることができて、来年はもっと多くの学生や会社を巻き込んだチームに発展できるだろう、というところまで来た。

そんなこんなで注目をしていたiGEMも11月の大会が終わり、今週、学生たちが成果報告にI2Kを訪れてくれた。大会前に会ったことのある学生も多くいたけれど、彼らの堂々としたプレゼンを見て、この大会を通じて彼らは本当に身になる経験をしたのだなぁと感じた。
うれしいことに母校の東工大のチームは、香港予選で金賞をとり、ボストンで行われる本戦まで進んでBest information processing部門賞という賞を受賞したようだ。おめでとう!

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写真は、彼らの発表資料。

ところで、(研究費ビジコンを運営しているからというのもあるのかもしれないけど)リバネスにはこの手の学生たちからの連絡がよく来る。訪れてくれる学生たちは総じて元気が良い&優秀なので話していてとても楽しい。
彼らの熱意、科学的な思考力、自発的な行動力は、必ず世の中を変えると思うし、リバネスという場をこういう人材が集まってくる核にしたいと思っている。